日本には四季があります。それぞれの季節の気候は大きく変化し、ヒトはそれに適応しながら健康を維持してゆきます。
季節に呼応して適応させ病気にならないようにするには、それぞれの季節に合った養生が必要です。
春は木に属し、青く酸っぱいもので肝の支配を受ける
春になると生物は浮き立ち、木々は芽吹き天に向かってすくすくと伸び、動物は穴から這い上がってきます。蓄えていたエネルギーを一気に解放し行動を開始します。ヒトも同様に活発化し新陳代謝が上昇し、精神活動も上昇し解放されてゆきます。
この季節に体と自然とのバランスをとるために必要な養生についてお話しします。
順調にエネルギーが発散されればよいのですが、流れすぎたり、ストレスなどで流れが滞り停滞したりしてバランスが崩れることがあります。特に精神面で障害が生じることがあります。
有り余ったエネルギーが上向きに流れ、エネルギーの元である気が活発すぎて、上半身に集まり詰まってしまい、精神が高揚しイライラしてわずかな刺激でも怒りやすくなります。
逆にストレスで身体の各部で気の流れが悪くなり停滞するとバランスを崩し、春の中期に俗にいう”五月病“を発症してしまいます。やる気を失ったり、不安になったり、朝起きられなくなります。
また、外から来るストレス(外邪の風)に気を付けましょう。
体の表面を犯すいろいろなアレルゲンが反応しアレルギーを起こします。特に花粉には気を付けてください。
具体的な養生法
【上向きに気が流れすぎ詰まったとき】
積極的に発散しましょう。新緑の中を歩き鳥のさえずりに耳を傾けたり、楽しくできるスポーツを始めましょう。また旬の食材を取り入れた食事に心がけ、酸味のある食べ物を積極的にとりましょう。
【気が停滞してしまったとき】
流れをよくしましょう。朝は早めに起き、軽い運動をし、夜は早く寝て体を休め暴飲暴食を避けます。
【花粉などのアレルゲンに犯されないために】
アレルゲンを取り込まないように部屋の空気は清浄化し、マスクなどを着用しアレルゲンとの接触を避けてください。
養生してもバランスが保てなかった場合は漢方薬を試してみてください。